●もくじ

二〇二三年全国詩誌代表作品集

北海道・東北

阿字　佐野のり子　小さい小さい小さい赤いポスト
宇　佐藤真理　春のドア
ever clear　あさぎとち　ハルコトバ
北の詩手紙　髙橋可奈子　私はブロッコリー
新詩脈　阿久津凍河　五体不満足
熱気球　浜津澄男　ある告別式の日
火窪　小山田里花　わたくしの道
北極星　小林正明　鶴を折る
六番目の母音　泉田敏子　吹雪く日

関東

炎樹　大久保せつ子　やがて
雲の戸　山本萠　咲いている　踊っている
京浜詩派　古久保和美　球状の九条の碑
国鉄詩人　塩屋崎あき江　七夕
冊　草野信子　はじめて
「しずく」の会　田中眞由美　踏み外す
ta―ko執筆クラブ　西明寺多賀子　午後四時の空
タルタ　寺田美由紀　退屈しのぎ
ちぎれ雲　月谷小夜子　小さな棘の傷だけ
花筺　岩井詩織　リハビリ訓練の先生
ヒーメロス　小林稔　ユーフラテスのほとりで
伏流水　うめだけんさく　破壊の記憶
澪　斉藤恭子　春の公園にて

東京

櫟　秋村宏　声
さざんか　原田亘子　夏蜜柑
詩人の輪通信　高島りみこ　伝言
shinado　中村明美　あまごい
指名手配　竹村啓　舞踏
１/２　館林明子　地球のうえで
真白い花　村尾イミ子　茶の木
三宅島ミニ通信・百人庵便り　都月次郎　ほんとの戦争
む　おかのけいこ　時の間

中部

グループ耕　南浜伊作　青春
ここから　斉藤なつみ　許す
鹿　いいださちこ　博打の木
詩食　岩井昭　くちなし
詩人会議・東三河　村山栄二　故郷
詩笛　名取眞弓　詩つくり
ジャンクション　柴田三吉　泣く
樹　大森秀子　年寄りの我慢
水脈　笠原仙一　うるしの木
木偶　野澤睦子　麦秋の地
独標　鏑木ナルミ　再誕
新潟詩人会議通信　柳瀬和美　夕焼け
野の草など　鈴木良一　亡き人へのオマージュ
狼煙　上原みち子　祈り
はりみち　のざきつねお　雪の朝
沃野　大野とも　ドラムを叩く

近畿

青い風　西谷寿　星空
葦笛　日和香　おまじない
苺余果　藤の樹々　鉢のトマト（十五言絶句）
イリヤ　尾崎まこと　バス停にて
雲　田中健一　季節風の街
軸　藤谷恵一郎　遊びから今戻ったかのよう
詩のもり　岡本ゆきこ　新米かあさんの詩
憧憬　三浦千賀子　若い人の仕事
朱雀　西田純　いつでも
鶺鴒　備後文　七輪
多島海　森原直子　新しい月のように
天童山文庫　武村雄一　わたし
トンビ　真田かずこ　マトリョーシカ
鉾　ささひさし　老いの戯言
ＰＯ　白井ひかる　オレ　知ってんねん
ぽとり　武西良和　電車はつぎつぎと駅を過ぎ
窓　西山正一郎　戯言
まほろば　たかはらおさむ　誓ったはずなのに
三重詩人　中山巧　ある日
モデラート　岡崎葉　世界が……
RIVIE’RE　正岡洋夫　塩

中国・四国

あかきの　木村一彦　猟銃
兆　西村雅人　ツァーリ（ロシア皇帝）への訴え
とっとり詩集　間野宇多恵　朝焼け色の空
道標　坪井あき子　深い秋に
ネビューラ　下田チマリ　白い山茶花
ポエム・リーフ　坂本遊　みず
ほのお　合田博之　閉店の中で

九州・沖縄

あすら　喜納昌吉　首里ぬ火柱や
アビラ　後藤光治　サヨリ
御貴洛　河野俊一　天の川
解纜　池田順子　夜空
詩創　くらやまこういち　矢印
筑紫野　筒井由貴子　ランドセル料理人
天秤宮　宮内洋子　生け贄
ながさき詩人会議　志田昌教　朝鮮朝顔
縄　松村睦夫　小さな泥棒とオヤジの愛
複眼　こうずまさみ　白昼夢

報告
平和のつどい　報告　高田真　アルバム
参加者の感想　藍原ゆみ　遠藤智与子　神流里子　高細玄一　ハマダ・テツロー

言葉と戦車を見すえて――岸田軍拡を阻止する市民の運動　　小森陽一

私にとっての批評
神流里子　佐藤和英　豊田智慧子　三浦千賀子

追悼　秋村宏さん　ずっと変わらぬ白髪の老紳士　　佐々木洋一

表現のよろこび　細島裕次　団子虫　　吉峯芙美子　三角形に閉じこもる

山田よう小詩集　　父／父と母／ほめる／言葉／ネジ／四角い置き時計と丸い腕時計

ひうちいし　神流里子　青木みつお　河合恒生　高嶋英夫　松村惠子　上手宰

私の推す一篇

見る・聞く・歩く　斗沢テルオ

四季連載　詩の見える風景・五度目の冬――連載を終了するにあたって　　杉谷昭人

詩作案内　わたしの好きな詩　原民喜　　犬伏久美子

詩作入門　脳でなく体から出る言葉で　　斎藤彰吾

現代詩時評　想定外・また　立原直人
詩　　集　　評　理不尽な暴力に美しい詩で闘う　勝嶋啓太
詩　　誌　　評　詩を読んで、人とつながる　野口やよい
グループ詩誌評　歳を重ねて　丸くなったり尖ったり　河合政信

二〇二三年自由のひろば最優秀作品・優秀作品
最優秀作品
加澄ひろし　惨劇
優秀作品
橋本敦士　銀河カブ
坂田敬子　信濃村開拓団
木崎善夫　かれのネジ　86
（選評　坂田トヨ子・中村明美・南浜伊作）

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詩人会議通信
読者会報告　11月号　秋山陽子
●表紙／扉カット／表紙のことば　冨田憲二
編集手帳