第45回(2011) 評論部門佳作入選 宮下誠

第45回(2011) 評論部門佳作入選 宮下誠

評論部門佳作入選 宮下誠 「上政治の青春ーーある農民詩人の虚と実」

和歌山県生まれ。詩集に『葉桜の木蔭から』がある。雑誌にエッセイを執筆。
関西詩人協会。詩人会議各会員。


受賞のことば

詩や評論に向かうとき、ぼくの心持ちはいつも同じでした。それがいいのか悪いのか、いい歳をしていまだにわかりかねているていたらくなのですが、もしかしたらこれは間違った方法で、それぞれの入れ物にはそれにふさわしい「うつわ」を用意しなければならず、ここにぼく自身の限界を見据えなければならないのかもしれません。でも今回、選考委員の方々から評価をいただきました。翻ってみると、やっぱりぼくは間違っていなかったのかもしれません。これからも変わらずに自分なりの方法で思考をめぐらせていくのだろうと思いますが、ただいえることは自分の背丈に見合った批評を怠らず、詩のように、エッセイのように読んでいただける「評論」に心がけたいと思っています。

コメントは受け付けていません。