会員個人サイト

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 Poem corner of O.K(上手宰) 

  「O.Kの今月の詩
    1998年4月以来、ほぼ毎月一編の詩を発表している。
    20年以上にわたる詩人の詩的変遷をうかがい知ることのできる貴重な営み。
  「プロフィール
    詩集『空もまたひとつの部屋』(1975)
       26歳の頃の作品集。中学、高校、大学時代の作品を集めたもの。
    詩集『星の火事』(1979) 第8回壺井繁治賞受賞。
       31歳 の頃に刊行。結婚、子供の誕生、父の死などの頃。
    詩集『追伸』(1988) 跋:吉野弘
       40歳の時の作品集。「夢」に関する詩が多いのが特徴。
    詩集『夢の続き』(2004)
       56歳の時の作品集。1998年から「今月の詩」をネット上ではじめた。
    詩集『上手宰詩集』(2008)
    詩集『香る日』(2013) 柴田三吉、草野信子による編集。
       65歳の時に刊行。60歳で定年退職した後に書かれた詩が多い。
    詩集『しおり紐のしまい方』(2018) 柴田三吉編集。第14回三好達治賞受賞。
       70歳の時の刊行。  

 返田満・ネット詩集 

  2008年5月15日に亡くなった返田満のネット詩集。
    詩集『釜無川原疎林
    詩集『野の鳥山の鳥
    詩集『扇状地にて

 蓋身亭雑録 

  木島章のブログ。2013年6月 第一詩集「点描画」上梓。

芝憲子の詩や、写真をのせようかとーーー。

シロタ ゴードン タワー と 「孫とピアノ曲・憲法}
09/16

シロタ ゴードン タワー と憲法の合唱曲                               芝憲子  建物に関連して、在日アメリカ大使館発で、めずらしく良いニュースが回ってきました。今年七月二〇日、東京都港区にあるアメリカ大使館の施設に、「シロタ ゴードン タワー」という名前が新しく付いて、命名式が行われたのです。その高層の建物は、アメリカ大使館職員が住むタワーマンションで、メインゲートは、七月一六日「シロタ ゴードン ゲート」と名付けられました。シロタ ゴードンとは、戦後、日本国憲法作成に力を尽くしたベアテ・シロタ・ゴードンさんのことです。この度、米国務省主催で、各国の地域貢献のいくつかの候補の中から最終選考で決定したそうです。 命名式の写真。(『詩人会議』に) (故)ベアテさんの娘さんで、ニューヨークに住むニコール・A・ゴードンさんが送って下さいました。写真、左の男性は、ニコールさんのいとこ、シルヴァイン・デッティさんで、早稲田大教授。曾祖父が、レオ・シロタさん(ニコールさんの祖父)の兄弟だそうです。右の女性は、女性初の国務副長官ウエンディ・シャーマンさんで、式の祝辞を述べたそうです。シルヴァインさんの奥様と娘さんも参加されました。このようにベアテ・シロタ・ゴードンさんの名前が新しく残ることは、日本国内で、日本国憲法を改悪しようという動きが大きい今日、特に意義があるように思います。 なぜベアテさんの娘さんのニコールさんが、このニュースを私に教えてくださったかというと、私が、ベアテさんのフアミリーを中心にした、合唱曲「孫とピアノ曲・憲法」の作詞をし、そのことをニコールさんにお知らせしていたからです。作曲は、大西進先生です。詞は、日本語のまま、昨年秋にメールでお知らせしていました。ニコールさんは、グーグルの翻訳機能で、大体の意味がわかると書いてきました。祖父のレオ・シロタさんの言葉に託して、ピアノを弾くことと、憲法を孫の世代、未来まで引き継ぐことを重ねた詞を気に入られたようでした。そして曲が聴きたいと書いておられました。    孫とピアノ曲・憲法  辺野古のゲート前にはいつも  カメジローの孫がいる ヒゲつけて 平塚らいてうの女学校時代 担任は矢作(やはぎ)哲(てつ)  大銀杏(おおいちょう)の髪型できびしかった 娘の矢作悦の本籍は なぜか 那覇区上ノ蔵町 その孫は 詩人会議の やはぎかのう あの時代同じ時代ピアニストのレオ・シロタがいた ロシア系ユダヤ人 演奏先の中国で山田耕作に会い 一九二九年東京音楽学校に招かれた ピアノの詩人ショパンの曲に卓越 レオ・シロタの娘は ベアテ・シロタ・ゴードン ・・・・・・ 亡くなる一〇日前も 日本国憲法を 他国のモデルに と 話した 孫はニコール・ゴードン  ニューヨークの女性弁護士 ・・・・・・ ピアノの調べが流れていく なめらかにダイナミックに 地球のどの国へも どの人にも ポーランドへもどれなかったショパンの夢 戦争へは二度ともどさないベアテの情熱 わたしたちのアジアへの悔恨 亡くなった二千万人の思い  わたしたちの心音(しんおん)  ・・・ ・ (原詩は「詩人会議」に。やはぎさんのルーツの話から生まれました) このように歌にするには変わった詞で、長さも長く普通の歌の三倍位だそうですが、大西先生がものすごく早く作曲して下さいました。先生の指揮で、「コールかるがも」が歌って下さることになりました。「コールかるがも」は、沖縄での平和コンサートに皆さんでみえて、私もいる新婦人のコーラス、シーサー班といっしょに歌って下さったコーラスブループです。コロナウイルスの蔓延で合唱練習がままならず、今年の春から休み休み、とお聞きしていたところでした。大西先生に、ニコールさんから「シロタ ゴードン タワー」のお知らせがあったことをお話しすると、先生は、ベアテさんの業績に自分たちもつながるようだ、と喜ばれました。そして合唱を録音する予定が八月だったのを、早めて命名式の七月二〇日に間に合うようにする、とおっしゃいました。その通り、七月はじめに録音しました。「コールかるがも」の皆さんは、リハーサル不足ではないかと少し不安だったようですが、大西先生は、「人生にリハーサルはありません」(!)と名言をおっしゃって指揮なさったそうです。合唱団の方がすぐCD 化して送って下さいました。私の変わった詞が、壮大な、心のこもった、すばらしい合唱曲になっていました。ショパンの「ノクターン」をバックにした集団朗読のところもあり、ありきたりでない、力強い合唱です。 私は、CⅮや楽譜をニコールさんに郵送する傍ら、早く着くよう、メールでもお送りしました。ニコールさんは命名式にはいらっしゃれず、親戚の方がみえたのですが、二〇日前にお聴きになれ、とても喜んでいただけました。感想が来ました。「この曲を作曲し、参加されたすべての方々のご努力に深く感謝します。音楽は強く、深く感動させられます。言葉は大変意味深く、平和と未来への希望の主題に、ピアノを演奏するところが大変興味深い。ベアテは心を動かされたでしょう。“イッショウケンメイ”といつも言っていました・・・」 こうした交流により、世界に誇る日本国憲法を、これ以上形骸化させたくない,憲法改悪を止めたいと、改めて思ったことでした。沖縄と憲法については、県民は長く米軍占領下にあったので、独特の歴史があります。「復帰前の沖縄では、米軍基地から派生する事件。事故によって多くの命が犠牲となりました。米軍基地の撤去を求めた沖縄の復帰運動は、実質的に平和憲法の下への復帰を求めるものでした。このことは、復帰の日の地元新聞が、日本国憲法全文を紙面に大きく掲載したことや、那覇市議会の「祖国復帰宣言」にも表れています。」(『わたしの憲法手帳』沖縄県憲法普及協議会、二〇一五年発行) 最初の『憲法手帳』の、那覇市長平良良松氏の序文は感動的です。「憲法のけいがい化の実態を、直接に見せられたのが、沖縄県民である。平和憲法体制への復帰を要求した私たちに、本土政府が復帰対策として、真先に提示したのが、反憲法体制の象徴ともいうべき、自衛隊配備であった。私たちは、これに対し、反戦平和、県民福祉、市民生活の細部と結びついた憲法精神を対置して、憲法の命をよみがえらせなければならない。つまり、憲法の初原の命を、本土へさしむけるのである。五月一五日は、その第一歩をしるす日である。私は、那覇市民とともに、憲法を守り、憲法を実践するための、新たな「復帰運動」をこの憲法手帳をかざして開始する.一九七二年五月一五日 」(沖縄県憲法普及協議会編集、三省堂発行) この、復帰とともにできた沖縄県憲法普及協議会は、沖縄での憲法普及運動の中心として、持続的に活動し続けています。毎年五月三日の憲法記念日には、沖縄人権協会と日本科学者会議沖縄支部と共に、大きな憲法講演会を開いてきました。今年は、琉球新報ホールで、オンラインと、予約入場者の参加で、群星沖縄臨床研修センター長徳田安春氏による「基地なき平和な沖縄への道標―医師が沈黙を破るとき」でした。沖縄県憲法普及協議会は、県内,各地の「九条の会」と連絡を取り合い、「九条の会」は、日常的にそれぞれのやりかたで運動を続けていて、県民の運動の基礎となっています。         今、「辺野古」と共に「土地収用法」や「南部の土砂問題」が大きな問題となり、どれも憲法に関わります。そこでまた自分の詩のことで恐縮ですが、南部の土砂問題で、「骨のカチャーシー」が思い出されるようで、最近、舞台―「ゴーシュ、塀の向こう」(ACO沖縄制作)で歌になるようですーや、版画―ベルギーに住む比嘉かなこさんが製作中―に取り上げられ、なにか不思議な気がしているところです。                    (『詩人会議』2021.10月号)
横浜詩人会議は、平和と民主主義を愛する詩人と詩の愛好者の集まりで、詩人会議の神奈川県内のグループです。文学の創造は、それぞれの独自の表現を生かしていくものとしています。会員・会友募集中です。

神奈川新聞2021年2月4日 船方一の世界紹介
02/04

 2月4日の神奈川新聞に 詩評欄に「船方一の世界」が紹介されました。 また、京浜詩派232号いだ・むつつぎさんの詩も紹介されています。 文字が小さいので、クリックして画面を大きくしてご覧ください。
詩人・評論家・編集者 佐相憲一です

最近発表の詩3篇です
2017/03/30

お久しぶりです。このところ、フェイスブックを活用しているので、こちらがご無沙汰となりました。最近発表した3篇の詩をここに載せます。 補償の森   夜明けの川にアオサギが立っている。灰青の体が赤紫の光線に照らされる。遠くの山を見ているような、近くの獲物を見ているような、どこも見ていないような、すべてを見透かしているような、聖なる鳥。孤高と名づけたくはない、達観とも呼びたくない、ありのまま。はばたいて、裸の木々に囲まれた常緑樹のてっぺんに、アオサギが舞い降りる。   ツバメの群れが駅の上空を旋回する。いや、群れではない、協力関係か。降りてくると一羽一羽、個別の動きだ。人間を好むなんて珍しい。好きというより合理的な共存関係の選択か。ヒトの住まいのつくりが彼らにも便利らしいし、ヒトも燕尾服を着て鳥の真似をする。   オナガドリが野原の木から木...