詩人会議は1963年の創刊です。

投稿日時: 2019/08/28 yashiba

詩誌『詩人会議』は1963年1月に創刊されました。それ以来一度の休刊もなく、2019年10月号で685号となりました。日本現代詩の活動の中でも稀有なことです。もちろんただ続けばいいというものではないでしょう。これからも創刊時の思いを忘れることなく『詩人会議』は歩み続けていきます。


創刊時の壺井繁治の編集ノートです。「詩人会議」の運動に寄せる思いが読み取れます。

「去年の五月一四日、ぼくの家 に若い詩人の赤木三郎、小田切清光、門倉訣 君たちが集ったのを機会に、一つ詩の雑誌をだそうではないかという話がもちあがり、それから七、八ヵ月ぶりでやっと創刊号がでる運びになった。第一号は表紙とも僅か三六頁のささやかな雑誌であるが、ぼくたちはこの雑誌に大きな希みと期待と課題をかけてい る。それはグループのアッビールをよく読んでもらいたい。
差当りは同人雑誌で、あまり資金もないが、まず内容を充実して、たんなる同人雑誌から日本社会の現実の広場にでてゆき、多くの読者の忌憚ない批判にこたえながら、この雑誌こそ、「われわれの雑誌だ」というところまでもってゆきたいと思っている。
 この雑誌では同人といえども、厳密に作品を検討する。そのかわりに一般読者の作品もどんどん歓迎し、日本の現実の底辺に潜んでいる詩の鉱脈を発掘することに力をいれる。われわれは前にのべたように資金にとぼしいので、いくらでもよいから、この雑誌発刊に賛成の方々のカンバをお願いする。 (壺井繁治)」